掃き溜め

知り合いだった人の連絡先を削除したあと、ほとんど毎回「また人の気持ちをないがしろにして、払い除けてしまった」と落ち込む。

 

学生の時にできた友人たちは、本当に気が合って、感覚とか趣向が似てて、いろんなこと話せて、それでみんな優しくて。こうやって今も友情が深まり続けてるの、すごいことだよなって思う。

 

大人になってできた友人たちは、もうどの連絡先にも残ってない。最初はみんな優しいんだけど、なんかちょっとずつ歯車が噛み合わなくなって、気づいたらお悩み相談室になって、それが満足したら愚痴のサンドバッグに変わっていった。

 

その人たちが、自分のことをやや下に見てるんだろうなってのは分かった。意見はちょっとずつ否定されて、真面目に言ったことは、w4文字で片付けられた。マウントとられて、マイナスな感情をぶつけられて、同時期に色んな人への限界がきた。

 


返信を雑にしてたら、1人からは既読無視で、もう1人からはお気持ち表明のLINEが午前9時にきた。こっちが「時間できたら電話しよー🥹🩷」っていう電話の誘い(当日するっていう認識じゃなかった)をスルーしたのと、返事が冷たかったのが気に食わなかったらしい。

 

「なんでそんな急に冷たいの…?こんなこと言うの鬱陶しいかもしれないけど…悲し過ぎるんだけど、、電話もしたくないみたいだし」ってきて、一旦深呼吸。3点リーダーを打つ余裕があるなら、まだ全然悲しんでないよ。それは悲しんでるフリ、って思ったけど言わなかった。こういうタイプは、下に見てる奴に想定以外の否定を含んだ返信がきたら、あらゆる罵詈雑言をぶつけてくると思うから。それを朝9時に受け止めるのは、きつい。

 

なんとかサラっと「仕事が忙し過ぎるから」という理由をつけた。冷たくされた理由が仕事だったら納得らしい。急に絵文字付きの文面に変わって、機嫌がなおったのがすぐにわかった。この瞬間に、もう縁を切ろうと思った。

 

ちょっとだけLINEで話したあと、すぐに「連絡するのやめるね!ありがと〜☺️」ってきて、知り合い関係は終わった。この感じ、絶対自分から関係切りたかったんだろうな〜、ブロックされたって事実よりブロックしたって事実の方が、プライド保たれるもんなあ。

 

手前で返信が冷たくなったのと、電話の誘いスルーしたのと、一日返信しなかっただけで、こうやって縁が切れるんだもんな。自分を無条件に肯定してくれる依存先がたくさんあるのかもしれないし、引き続き愚痴のサンドバッグになる人がいるんだろうなと思うと、胃が痛む。